SNSのアルゴリズムをハックする思考の末路にあるもの

SNSのアルゴリズムをハックする思考の末路にあるもの

SNSやブログでの発信、やっていますか?
何のためにやっていますか?お金のため?承認欲求?ただの趣味?

みんな、SNSやブログなどの情報発信をやり出すと、ハックすることに夢中になりますよね。
つまり「ゲームをクリア」することに夢中になる。

アルゴリズムに沿った攻略法が研究されて生まれる。
結果として、正解のあるものが増えていき、その正解を目指した「似たようなモノたち」が世の中に溢れていく。

SNSや、ブログのSEO対策などは、わかりやすいですよね。

そういう現象を見ていると、現代人は、「アルゴリズムの奴隷」だよなぁーと感じます。

奴隷になってまでハックした先には、果たして何があるのでしょうか。

アルゴリズムハック

SNSでもブログでも何でもそう。
アルゴリズムを制したものが、世界を制する。みたいな風潮がある。

事実、
・SNSをハックできれば多くのフォロワーを獲得でき、収益化出来る。
・ブログでSEOをハックできれば、多くのPVを獲得でき、収益化出来る。

まぁそんな感じ。

もちろん、ハックの上で、努力や圧倒的な物量は必要。そんなことは大前提として。
ハックとは、裏技ではなく、ただの知識。
単なる「現代社会攻略本に書いてあるいち知識」に過ぎない。
攻略法を知った上でハックしないという選択肢も当然あり得る。
(アルゴリズムの奴隷になるか?ならないか?は、個人の判断)

SNSやSEOのハック、もっと下層レイヤーには、「資本主義」「お金」「ビジネス」ってのも同様に君臨している。
そもそも、SNSやブログをハックしようと思うインセンティブは何か?大部分はお金だ。
現代人は、金銭欲に抗えない。

「本当に自分がやりたいこと」よりも、

・どうやったらSNSは伸びるだろうか
・どうやったら、お金になるだろうか

そんなことばっかり考えてないだろーかねぇ?

今の世界が資本主義だから、資本主義経済、お金が空気のように僕らの周りを取り巻いている。

だから、空気や空気中の酸素を意識しないのと同じくらいのナチュラルさで、僕たちは今の世界の資本主義的な世界の上に立っている。

資本主義というヴェールの上に立っている。
(最近、ヴェールって言葉がマイブーム)

まぁ、資本主義とか言い出すと言い出すと話がわかりにくくなるので、今回はSNSのアルゴリズムに一旦絞って話しましょう。

SNSで発信するのって、本来「楽しいから発信する」で十分なはずですよね。

それなのに、実際はそうはなってない。

・フォロワーをふやさなきゃいけない(増えていないと恥ずかしい)
・バズらなきゃいけない(いいねが少ないと恥ずかしい)
・ビジネスに繋げなきゃイケない

みたいな発想に、すぐになる。

もちろん、そうじゃ無い人もいる。

ネットビジネス界隈や、意識高い系界隈の人達に特にその傾向が強いだけで、普通の主婦とか女子とかはそういうバイアスはゆるいのかもしれない。

けど、そういう層は主流派にはならない。
そのへんの主婦のただのつぶやきは、表舞台には浮上しない。
Google検索のトップには出てこない。

発信する側としては、なんらかの成果が出ないとやってて楽しくない。
ゲーム理論と同様。モンスターと倒しても経験値も入らず、アイテムもドロップせず、レベルがあがらなかったらただのクソゲーなのと似てる。

だからやらなくなる。

で、その結果、純粋に行為を楽しめなくなっているのではないか。

SNSをもう少し拡大解釈すると、ブログサービスのnoteとか、動画のYouTube、音声サービスのVoicy、StandFMなんかも同じことがいえる。

ブログだってそう。

楽しさとワクワクを甘く見てはイカンのよ

何かの罠にハメられていることに気付くべきかなと。

子どもの頃を思いだして欲しい。
何かをやるときは、やりたいからやる。やりたくないから辞める。
かなりシンプルだったはずなんだよね。

それがいつの間にか、
・これはなんのためになる?
・なんのメリットがある?
・お金になる?
・スケールする?

そんなことばかり考えるようになっていく。

資本主義に見事に洗脳を受ける。

資本主義ゲーミフィケーションともいえる。

それは、誰が何のためにつくった、誰のためのゲームルールだろうか?ふと考えて見るのも一興だろう。

もちろん、事実としていま資本主義が空気のように存在しておりそれがリアルなのだから、空気がない世界での生き方を研究してもあまり意味は無いかもしれない。

だけれども、その空気に身も心も捧げる必要なんてない。

空気を吸わないと死ぬから空気は吸うけれども、俺たちは空気のために生きているんじゃねぇよな。
と、まぁそんなシンプルな話である。

人間は動物なので、あるスイッチを押すとテープが周り始める

あと、結局人間は動物なので、行動を突き動かされるスイッチが存在する。
ここを押すと、こう動く、というのがあって、ある程度解き明かされて知識として世に出回っている。
「心理学」「行動経済学」なんていうジャンルの学問がまさにソレだ。

知る人は操縦者に。
知らない人は、操り人形になる。


まさに、そんな知識だ。

影響力の武器の著者は、テープレコーダーになぞらえて「カチッ・サー」の原理と呼んでいたが、まぁそういうことで、ここを推せば、こうなるというものが存在する。

それを外部の人間も利用出来るので悪用が可能。

自分が自分のテープレコーダーのスイッチやその原理を知らない状態で、他人に一方的にいじられている状態が、「自分の人生を生きていない、他人に操られている、○○の奴隷となっている」という状態だっていうこと。

つまり自分でそういうカチッ・サーのスイッチの存在を認識して、上手く利用してやることで、自分で自分をコントロールした、コントローラブルな人生を送ることができると、僕は考えているんですよね。

他人に操られるな!自分で自分を操れ!ってことですな。c

Disney

イメージ、ピノキオのような、操り人形の操縦者になった気分で、自分を俯瞰してみるといいんじゃなかろうかーと。

んじゃ、またねー


⚡無料メルマガで配信中:過去の僕は安定した仕事で毎日充実していました。ある日、安定した人生がつまらなくなったので、全て捨てて手探りで生きてみることに。ブログやSNSなどで発信を始めました。色々とチャレンジしつつ、思考の裏側を「無料メルマガ」で発信します。無料ですし、飽きたら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。