
「NFTの一番安全な保管方法」をお教えします。
答えを先に言うと、「ハードウェアウォレット(Ledger Nano)を使いましょう。」です。
Twitter上では、毎日のように「ウォレットの中身が無い!NFTが盗まれてしまった!」というツイートが飛び込んできます。みなさんには、そんな辛い思いをしてほしくありません。
この記事でご紹介する方法でハードウェアウォレット「Ledger Nano(レッジャー ナノ)」を正しく使えば、あなたのNFTや暗号資産を盗まれる危険性が、劇的に下がります。カンタンなので、ぜひトライしてみて下さい。
2022.12現在で最もおすすめのハードウェアウォレットは、Ledger Staxです。安さ重視であれば、Ledger Nano S PLUSも選択肢に入ります。
Ledger Nanoのラインナップ
Ledger Stax:約39,997円 (新発売、カード型)※NFT画像を表示できるなどオススメ!!
出展:Ledger本社公式サイト
Ledger Nano X:約 21,761円 (ストレージ容量 大(3MB) /Bluetoothあり)
Ledger Nano S PLUS:約 10,500円(ストレージ容量 大(2.5MB)/Bluetoothなし)
この記事で、わかること

NFTの「最も安全」な保管方法
NFTを触っている人の多くは、ウォレットを複数運用している人も多いでしょう。
別の記事や、僕のVoicyでも再三ご説明しているとおり、高価なNFTを、別ウォレットに保管するのは常識です。
なぜでしょうか?
普段、メインで使っているウォレットは、最前線でリスクに晒されています。
色んなサイトに接続して、ポチポチボタンを押す。
いつSCAMを踏んでも、おかしくない状態です。
上級者でも、引っかかることがあります。
・うっかり怪しいサイトに接続してしまった
・フィッシングサイトに接続して署名してしまった
・ウィルスに感染してしまった
その結果、ウォレットの中身を全て失います。
そんな被害が、本当に毎日毎日起きています。
だからこそ、失って困るNFTや資産は、地雷(SCAM)を踏んでも爆死しなくて済む用に、別のウォレットに移して分散保管しておきましょう。
「資産(NFTや暗号資産)を分散管理する」という考え方は基本ですので、しっかり抑えておきましょう。
大切なNFTは、ハードウェアウォレットで保管しよう
ウォレットを複数使い分ける。
というところまでは、多くの方々が実践していると思います。
でも、残念ながら、ウォレットを分けただけでは不十分なのです。
更に、「保管用のウォレット」は、「ハードウェアウォレット」であることが望ましいのです。
- ハードウェアウォレットとは?
- ウォレットの「鍵」とも、「本体」ともいえるのが「秘密鍵」です。
メタマスクなどのソフトウェアウォレットは、秘密鍵をブラウザ上で保管しています。
ハードウェアウォレットは、「秘密鍵」を、ネットから切り離されたハードウェア(端末)内に保管します。
ネットやPCから物理的に遮断されているため、ハッキングされるリスクが激減し、セキュリティが飛躍的に高まるのです。
メタマスクが危険な理由
メタマスクはホットウォレットで、ハードウェアウォレットは、コールドウォレットです。
- 「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の違い
- 両者の違いは、インターネットに接続された状態かどうかです。
☑ホットウォレット
インターネットに接続している状態のウォレット。
ハッカーにハッキングされるリスクが高い状態です。
☑コールドウォレット
ネットから物理的に切り離された、オフラインにあるウォレット。
ハードウェアウォレットのほか、紙のペーパーウォレットがあります。
そのため、ホットウォレットよりもはるかに高いセキュリティを実現でき、大切な暗号資産の安全性を高めてくれます。
メタマスクでは、ウォレットの秘密鍵がブラウザに保存されます。
(メタマスクはブラウザ上で動くウォレットです)
つまり、
あなたのPCがハッカーに乗っ取られたり、ウィルスに感染するなどして遠隔操作可能な状態になった場合、
・ウォレットを開くためのPINコードや秘密鍵が盗まれ、
・ウォレットがハッキングされ、
・中身が全部なくなる。
ということが、起こり得ます。
めちゃくちゃ怖いですが、これはリアルです。
多くの人が使っているメタマスクですが、実はメタマスクに資産を保管しておくのはメチャクチャ危険だということを、おわかり頂けたでしょうか?
交通事故に遭う確率の10倍(体感)
「言うても、自分がハッキング被害に遭う可能性なんて低いよね?w」
って、鼻で笑っている人が多いことを、ぼくは知っています。
しかし、彼らが被害に遭い泣きっ面で、助けてくれ!と騒ぐ時にはあとの祭りだということも、知っています。
あなたの暗号資産がハッキングされる確率は、どの程度でしょうか?
正確な統計データがありませんが、ぼくの体感地、交通事故に遭う確率よりも10倍以上高いよなと感じています。(※あくまでも僕の体感値であり、実際の統計に基づいた数字ではありません)
一生に一度遭うかどうかわからない交通事故のために、みなさん自動車保険に入りますよね?
交通事故よりも遭う確率が高い&経済被害が莫大な、暗号資産ウォレットを守るために、1万円前後のハードウェアウォレット代をケチりますか?
って話です。
僕は2016年~2017年頃から仮想通貨を触っていますが、当時からLedgerとTREZORというハードウェアウォレットを使用しています。
長年の愛用品は、いちども壊れず、現役で活躍しています。
2018年に大量の仮想通貨盗難被害に遭ったCoinCheck社は当時、ほとんどの暗号資産をホットウォレットで管理するという杜撰な管理体制だったために、大量の暗号資産を失いました。
つまり、「ホットウォレットは危ないから、コールドウォレットが安全」と覚えておきましょう。
コールドウォレットが安全。そして、コールドウォレットを扱う最もカンタンでポピュラーな方法が「ハードウェアウォレット」を使うことなのです。
ハードウォレットは、買い方に注意!
ハードウェアウォレットとして最も有名なのが、「Ledger Nano(レジャー ナノ)」という商品。
2番目に有名なのが、「Trezor(トレザー)」という商品です。
ちなみに僕は、両方とも使用しています。
(暗号資産の種類や用途に応じて、複数のハードウェアウォレットを使い分けています)
買い方も使い方も、とてもカンタンなので、ゆっくりついてきてください😌
「どこで買うか」がとても重要ですので、注意して下さいね。
ゆっくり説明するので、焦らず最後まで読んで下さい。
Ledger Nanoは、Amazonやメルカリで購入してはダメ!
ハードウェアウォレットはセキュリティを高めるために使うものです。
でも、考えてみて下さい。
購入したウォレットが、既に誰かの手によってウィルスが仕込まれている、なんてこともあり得ます。
!?
たとえば、中古品のハードウェアウォレットは、危ない気がしますよね?
誰かが、ウィルスを仕込んだりしている可能性があります。メチャクチャ危険。
また、仮に「新品」を謳っていても、よくわからないショップや、Amazonなどで買うのも、めちゃくちゃリスキーだと考えて下さい。
なぜなら、Amazonでは、購入した商品を開封してウィルスを仕込んで、元に戻して返品する。
といった事が可能だからです。
Amazonでは、返品されたものを再び新品として再販することが、考えられます。
経験ありませんか?
Amaoznで新品で買ったハズの物が、なぜか開封済みだったり、明らかに指紋がベタベタ付いていたり……。
明らかに一回誰かに売っただろw
という商品。
まあ、つまり、Amazonやメルカリなどで買う事はあまりにも危険性が高いので、絶対にダメです。
あなたの財産はが、全て盗まれてしまうかも知れません。
大事な財産を守ろうとしてハードウェアウォレットを購入したのに、それがアダとなって全財産失うなど、悲しすぎますよね。
Ledger Nanoは「公式ストア(フランス本社)」から買いましょう
では、どこから買えば良いのか?
結論を言います。
安心して買える場所は、Ledger公式ストア(日本語)がベストでしょう。
(フィッシングサイトや、詐欺サイトなどのリンクを間違って踏まないよう、充分ご注意ください)
この記事では、安全に購入出来るサイトのリンクしか貼っていませんので、ご安心ください。
※追記:日本の代理店からも購入できますが、Ledger公式ストア(本社)からの直購入を推奨しております。お好みで良いと思います。
Ledger公式ストア(日本語) ・・・(私も実際に購入し、検証済み)
フランスに本社を構えるLedger公式の販売サイトです。
商品はフランスから届きます。
販売サイトは、現在は英語のみ対応ですが(日本語に対応しました)、特に問題無くスムーズに買い物ができました。(PayPal等に対応)
Ledger Nanoの種類
Ledger Nano には種類があります。
Ledger Nanoのラインナップ
Ledger Stax:約39,997円 (新発売、カード型)
バックアップパック:Ledger NanoXとLedger Nano S Plusのセット商品。(10%割引)
出展:Ledger本社公式サイト
Ledger Nano X:約 21,761円 (ストレージ容量 大(3MB) /Bluetoothあり)
Ledger Nano S PLUS:約 10,500円 ※New(ストレージ容量 大(2.5MB)/Bluetoothなし)
どれを買えば良いのでしょうか?
3者の大きな違いは、「Bluetooth機能」の有無と、「ストレージ容量」の差です。
Ledger Nanoでは、取り扱う通貨ごとにアプリをインストールする必要があります。
カードサイズの最新機種が欲しければ、Ledger Stax
Bluetooth機能が欲しければ「Ledger Nano X」を、不要なら「Ledger Nano S PLUS」
という選び方が良いでしょう。

こちらの画像は、Ledger LiveというLedger公式のアプリです。
実際に、ぼくの「Ledger Nano S」を操作している時の画面を持ってきました。
BitcoinとEthereumのアプリ、合計2種類をインストールした状態です。
ストレージ容量が、ほぼ満杯になっていますよね?
ですから、通貨の種類が3種類以上は厳しいです。
とにかく安さ重視なら、「Ledger Nano S PLUS」が良いでしょう。
NFTを扱うなら、Ledger Staxがオススメです。
Ledger Nanoが壊れたら、どうなるのか?
ハードウェアウォレットは物理的なものなので、紛失したり、壊れたらどうしようという不安がありますよね。
結論、買い直して、シークレットリカバリーフレーズで秘密鍵を復元すればOKです。
メタマスク同様、シークレットリカバリーフレーズを覚えていれば、新しいハードウェアウォレット端末で復元することが可能です。
新しいハードウェアウォレット端末で、シークレットリカバリーフレーズを打ちこんで、ウォレットを復元(リストア)すれば、同じ秘密鍵がハードウェアウォレット内に記録されるわけです。
Ledger Nanoを紛失・盗難されたらどうなる?
ハードウェアウォレットを紛失した場合は、非常に危険な状態といえます。
ハードウェアウォレットの中には、秘密鍵が保管されています。
端末のPINコードさえわかれば、ウォレットの中に記録されている秘密鍵を使って署名することが可能なのです。
つまり、ウォレットの中身を全て盗まれる可能性があります。
仮にPINコードがわからなくても、何らかの技術でウォレット内部から秘密鍵を盗み出すことができるかもしれません。
忘れてはいけません。
ハードウェアウォレットの中には、秘密鍵が保管されていて、遠隔操作で消すことはできないのです。
一刻も早く、次のとおり対処を行う必要があります。
Ledger Nanoを紛失したら、すぐにやることリスト
☑ハードウェアウォレットのシークレットリカバリーフレーズを用意する
(シークレットリカバリーフレーズが無い場合、残念ながらウォレットの復元は不可能です。)
☑別のハードウェアウォレットの端末を用意する
(無ければ買う)
☑別のハードウェアウォレットの端末にて、シークレットリカバリーフレーズを打ち込んで、秘密鍵を復元する。
☑ウォレットは、鍵を1本紛失している状態に等しいので、ウォレットの中身を全て、別のウォレットへ退避させる。元のウォレットは破棄(放置)する。
☑ハードウェアウォレットにて、新しい秘密鍵を生成して、中身を移す。
こんな感じです。
焦らずに対処しましょう。
ハードウェアウォレットの中に入っているのは「秘密鍵」です。中に仮想通貨やNFTが入っているわけではありませんので注意しましょう。
Ledger Nano紛失時 対応のポイント
☑紛失したハードウェアウォレットにのPINコードが解読されて盗まれる前に、資産の退避をする必要があります。よって、時間との勝負です。
☑そもそも、手元に2台目の(バックアップ用の)ハードウェアウォレット端末がなければすぐに行動できません。
☑よって、予備用の端末を1台用意しておくことを、強く推奨します。
Ledger Nanoの使い方
公式アプリ「Ledger Live」を使う
まずは、公式アプリをインストールしましょう。ファームウェアのアップデートなどに必須です。
Ledger公式(日本語):https://www.ledger.com/ledger-live/
セットアップの参考になる動画を挙げておきます。
※なお、こちらの動画の制作元「Hardwarewallet.jp」は正規代理店と自称していますが、Ledger公式サイトを調べたところ、正規代理店一覧表に表記がありませんでした。極めて不誠実かつ怪しいので、当ブログでは推奨しません。
メタマスクにインポートして使える
Ledger Nanoは、公式アプリを使わなくても、メタマスクに連携して手軽に使うことができます。

「ハードウェアウォレットの接続」から、Ledgerのウォレットをメタマスクのアプリにインポートして使うことが出来ます。
メタマスクにインポートしたとしても、秘密鍵はメタマスクに保存されません。
あくまでも秘密鍵はLedger Nano内に保存されるので、署名する際にはハードウェアウォレットでの操作が必要になるので安心です。
Ledgerのウォレットで、売買しない
メタマスクにインポートして使い勝手が向上しました。
しかし、Ledger Nanoのウォレットを使って、直接OpenSeaでNFTを売買することはオススメしません。
いちいちハードウェアウォレットの署名をしていて面倒ですし、そもそも「署名をする」という行為が危険なので、避けたほうが良いのです。
NFTの盗難被害に遭う人の多くが、「OpenSeaのフィッシングサイトと気付かず、危険な内容に署名をしてしまい、中身を盗まれてしまった」というパターンが多いです。
署名する内容をよく読めば防げる被害ですが、99%以上の人が、いちいち署名する際に中身を読みませんよね。
これは、ヒューマンエラーなのです。
ヒューマンエラーである以上、ハードウェアウォレットを使っても一緒です。盗まれます。

「スマートコントラクトデータ」または「ブラインド署名」を有効にしてくださいという記載があります。
この「ブラインド署名」というものは「慎重になったほうがいい」と覚えておいて下さい。
OpenSeaなど、信頼できて絶対に大丈夫だというサイトで署名するのならば問題無いですが、よくわからず署名すると、ウォレットの中身を盗まれる被害が発生していますので注意です。
Ledgerを、NFTの保管庫として使う
最も安全な方法は、通常のメタマスクウォレットでNFTを購入したらすぐにLedgerのウォレットへTransferすること(移動させること)です。
このボタンを押して、アドレスを入力すると、NFTを移動させられます。

Ledger Nanoのウォレットを「保管庫」として、一方的に送っていくのです。
Ledger Nanoは操作する必要がありませんから、とても安心。
中身を取り出したり売りたい時は、Ledger Nanoを操作して、売りたいNFTを、メタマスクウォレットに送ればOK。
基本的に、Ledgerのウォレットは、外部サイトと接続したり、署名したりしなくて済むように扱いましょう。
このやりかたなら、初心者🔰でも安心。
ハッカーが、つけいる隙がありません!
まとめ
どうでしたか。要点を最後にまとめます。
- NFTの最も安全な保管方法は、「Ledger Nano」というハードウェアウォレットを使うこと
- Ledger Nanoは、「Ledger本社サイト」から購入がオススメ(偽物に注意)
- Ledger Nanoのウォレットは、NFTの保管庫として使う
です!
意外とカンタンにできますから、ぜひ試して見て下さいね!
※追記1:(2022.4)2022年4月に新製品「Ledger Nano S PLUS」が発売。
※追記2:(2022.6)割引きコード。(ここ数日の暗号資産相場の下落を受けての措置だと思います)
※追記3:(2022.8)限定割引きコード ※2022/8/4(木)~8/14(日)までの限定(SOL事件を受けての措置)
※追記4:(2022.11)最大30ドル分のBTCキャッシュバックキャンペーン(FTX事件をうけて)
※追記5:(2022.11)10%OFFコード「BLACKFRIDAY10」公開(FTX事件をうけて)