ポリゴンチェーンに資金を移動する方法は様々なルートがありますが、そのうちの正攻法のひとつとして、ブリッジする方法をご紹介します。
注意点として、少々ガス代が高く付く傾向にあります。
その他の方法については、また別の記事でご紹介します。
Polygonって何?
イーサリアムはガス代が高いので、Polygon(ポリゴン)というネットワークを使ってやりとりすることは、選択肢の1つです。
Polygonは、OpenSeaがガス代を肩代わりしてくれるので、実質的にはガス代ゼロでやりとりすることが可能です。
仮に肩代わりしてくれなかったとしても、非常に安いガス代(数十円程度)で取引が可能なので人気があります。
ただし、イーサリアムとポリゴンは、全く違うチェーンに存在するものなので、概念的に理解しないとGOX(資金をロストすること)してしまいます。
この記事では、概念的な理解もしつつ、具体的な手順を解説します。
イーサリアム大陸と、ポリゴン大陸は、自由に行き来が可能。
イーサリアム=ポリゴンで交換可能です。(ただし移動する際にガス代はかかる)
イメージ的にはこんな感じです。
画像引用:タカログ
MetaMaskで、Polygonを扱えるようにする
カスタムRPCを設定
MetaMaskを開いて、一番上の赤丸のとこころをクリック。
ネットワークの中に、最初からPolygonは設定されていないので手動で設定します。
「カスタムRPC」をクリック
ネットワーク設定を打ち込む
コピぺ用に使って下さい↓
ネットワーク名
Matic Mainnet(Polygon)
新規 RPC URL
https://rpc-mainnet.maticvigil.com/
チェーン ID
137
通貨記号 (オプション)
MATIC
ブロック エクスプローラーの URL (オプション)
https://polygonscan.com/
「保存」を押して終了です。
もう1個、カスタムRPCを設定しておく
このことを他に説明しているサイトは無いのですが、実はPolygonでもたまに詰まって通信が渋滞することがあります。
みんなが一斉に使うと、Polygonでも詰まります。
そこで、もう1個別の回線を使うポリゴンを用意しておくイメージです。
同じPolygonで、財布の中身も全く一緒ですが、ちょっと使う路線が違うというイメージです。
ネットワーク名
Matic_Superfluid (Polygon)
新規 RPC URL
https://rpc-endpoints.superfluid.dev/matic
チェーン ID
137
通貨記号 (オプション)
MATIC
ブロック エクスプローラーの URL (オプション)
https://polygonscan.com/
赤文字の部分が、通常のPolygon設定と変化させた部分です。
トランザクションが渋滞している時には、こちらを使うと良いです。
こちらは設定しなくてもPolygonは使えますが、あとから設定するの面倒くさいので、ついでに設定してしまったほうがラクですよ。
イーサリアムから、ポリゴンに資金を移す
イーサリアム大陸から、ポリゴン大陸にETHを移動させます。
移動させるためには、専用の公式サイトにアクセスします。
公式サイト:Polygon Web Wallet v2
1.Polygon Bridge を選択
2.「FROM」にEthereum。
「TO」にPolygon。
となっていることを確認します。
移動させる金額を入力して、Transfer。
今回は0.5ETHをPolygon大陸へ送ります。
3.注意書きが表示されます。
イーサリアムからポリゴンへ資金を移動しますよ。移動させるのに約7~8分かかりますよ。という内容です。
4.資金移動にはガス代(手数料)がかかります。
ガス代は時間帯によって前後しますが、今であれば大体50ドル前後です。このスクショの時は、まだ安い方だと思います。またこれも変わってくると思います。待っていても良いですが、キリが無いです。
5.確認を押せば、10分ほど待てば無事にポリゴン大陸に資金が移ります。
※尚、ポリゴンからイーサリアムに資金を戻す時には、数時間を要するので、注意が必要です。
6.資金移動が完了すると、MetaMaskのPolygonのネットワークに接続すると確認出来ます。
今後、MetaMaskで、イーサリアムのメインネットとPolygonネットを切り替える作業が必要になります。
まとめ
以上で、ポリゴンチェーンを使うことが出来るようになりました。
以後、OpenSea等で、ポリゴンチェーンで出品されている作品も買うことが出来るようになります。